ジャパン・ビンテージウォッチ・コレクション by Toudou

1960年代から1970年代中心の日本の腕時計コレクション

シチズン 4-082176Y 〜アナログだけじゃないジャパンビンテージ・アナデジの魅力〜

こんにちは。

このブログでは主に国産のビンテージ機械式時計を紹介していますが、私のコレクションはアナログ時計だけではありません。

今回紹介するのは、こちらのシチズン製アナデジウォッチです。

一見するとシンプルなアナログ時計ですが、文字盤下部には液晶表示を備えた、いわゆる「アナデジ」と呼ばれるモデルです。

機械式時計とはまた違った魅力を持つ、れっきとしたジャパンビンテージの仲間だと思っています。

アナデジは「未来」だった

現在でもアナログとデジタルを組み合わせた時計は存在します。

しかし、1980年前後のアナデジには現代のモデルにはない独特の魅力があります。

当時はクォーツ革命の真っ只中でした。

各メーカーが新技術を競い合い、

  • より多機能に
  • より高性能に
  • より未来的に

という方向へ猛烈な勢いで進化していました。

その結果生まれたのが、このようなアナデジウォッチです。

このシチズンも驚くほど多機能

このモデルの液晶部分には、

  • TIME
  • DATE
  • CHIME
  • ALARM
  • STOPW
  • TIMER

といった表示があります。

つまり、

  • 時刻表示
  • 日付表示
  • 時報機能
  • アラーム
  • ストップウォッチ
  • タイマー

といった機能を搭載しているわけです。

今ではスマートウォッチどころかスマートフォンで簡単にできることですが、当時はこれらを腕時計の中に収めること自体が最先端技術でした。

限られた電子技術と小さな液晶表示を駆使して、できるだけ多くの機能を詰め込もうとしていた技術者たちの情熱が感じられます。

当時のデジタル・アナデジ時計たち

1980年代前後は、まさに国産デジタル時計の黄金時代でした。

シチズン

シチズンといえば、

  • アナデジテンプ
  • デジアナシリーズ

などが有名です。

温度計を内蔵したモデルなど、今見ても驚くような時計が数多く発売されました。

セイコー

セイコーでは、

  • H357
  • H558
  • A827

などのアナデジモデルが人気を集めました。

映画などで使用されたことで有名になったモデルもあり、現在でも高い人気があります。

カシオ

カシオはさらに独創的でした。

  • 電卓付き腕時計
  • ゲーム機能付き腕時計
  • データバンクシリーズ

など、まるでSF映画から飛び出してきたような製品を次々と世に送り出しています。

スマートウォッチにはない魅力

もちろん性能だけで比較すれば、現代のスマートウォッチには到底かないません。

しかし、1980年代のデジタル時計には独特のロマンがあります。

それは、

「限られた技術で未来を作ろうとしていた時代の熱気」

です。

機械式時計とは違った意味で、その時代の技術や文化を腕に載せている感覚があります。

だから私は、このようなアナデジやデジタル時計もジャパンビンテージとして大切にコレクションしています。

オークションで購入する際の注意点

ただし、この時代のデジタル時計やアナデジ時計をオークションで購入する際には注意も必要です。

出品説明によく見られる、

「電池切れのため動作未確認」

「動作確認環境がないため未確認」

という記載です。

機械式時計であれば修理できる可能性が比較的高いのですが、デジタル時計の場合は事情が異なります。

電子回路や専用IC、液晶パネルなどに不具合があると、部品の入手が困難なため修理できないケースも少なくありません。

私自身も、

「電池交換すれば動くだろう」

と思って落札したものの、残念ながら動かなかった時計を何本も経験しています。

それでも魅力的なモデルを見つけると、つい入札してしまうのですが……。

そんなリスクも含めて、この時代のデジタル時計やアナデジ時計の収集は奥が深く、そして面白い世界だと思っています。

まとめ

  • ジャパンビンテージは機械式だけではない

  • 1980年代のアナデジは「未来への憧れ」が詰まった時計

  • シチズン、セイコー、カシオが個性的なモデルを多数発売した

  • 現代のスマートウォッチとは異なる魅力がある

  • オークションの「動作未確認」は要注意

これからも機械式だけでなく、このような国産アナデジやデジタルウォッチも紹介していきたいと思います。